肥満の診断
肥満していないペットの場合、胸の部分を緩やかに撫でた時、薄い皮下脂肪の下に肋骨が触れます。また、上から見た時、人間でいう“ウエスト・ライン”が最後肋骨のあたりに見られます。
一方肥満しているペットの場合、この“ウエスト・ライン”は消え、犬では首から尻尾にかけ、猫では、下腹部に“エプロン”と呼ばれる皮下脂肪がついていきます。さらに、腹腔内にも脂肪が蓄積し、獣医師は、脂肪の蓄積による腹部の膨満と、妊娠や腹水、腹腔内臓器の腫脹などを鑑別診断しなければなりません。また、動作は緩慢になり、少しの運動を行っただけでも息切れを起こすようになります。
肥満度を具体的に評価するには、犬では犬種ごとに標準体重がある程度示されているので、これを参考にして、標準より15%以上体重が増加してしまった状態から「肥満であ
る」とします。猫の場合は、胴の一番太い部分のサイズと膝から踵までの距離を測定することにより、体脂肪率を求める方法がありますので、これを利用して評価します。
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